スウェーデンハウス北海道支社スウェーデンハウス北海道支社

「いい家は気合いだ!!」


 最近はデザインに凝った家が多くなってるね。間取りがすごい細かいとか。でもデザインが細かすぎるってことは、あんまりいいことじゃないんだよ。俺の個人的な意見だけどさ。デザインが細かすぎるとそれだけ作業に手間がかかって時間がかかるだろ、つまりその分工期が延びて建築費も高くなるんだよ。あと入り組んだ構造部が多くなると、連続した壁面積が減って繋ぎ目が多くなるから、すき間風も入りやすくなるしな。

 建築費をかけられるなら、やっぱりガチっとしたシンプルな形にして、その分いい材料を使うとかした方が良いような気がするな。その方が家が丈夫だし、冬も暖かいから。

 北海道で家を建てるなら、暖かいってことは大事だよ。寒くてぴゅーぴゅーすきま風が吹いたら、風呂上がりにすぐ風邪ひくぞ。俺にとって暖かい家ってのは、陽が入る、すき間風が入らない、熱が逃げないの3つの条件がそろった木の家だね。陽の入らない家は寒いよ。お日様って本当にぽかぽかするからね。本州では南西の角地って本当は嫌うんだよ。夏は暑いし、西陽が体に悪いってね。でも北海道だと少しでも陽が入った方が暖かいから、本州と違って人気なんだ。

 うちら大工は冬にも作業するから、その家が暖かいかどうかは切実な問題だね。冬の北海道は外気温がマイナス10℃以下とかにシバれるだろ、股引きはいても着込んでも、いくら動いても体が温まらないんだ。手も素手か軍手一枚で作業するから、かじかんで動かないし。暗くて、寒くて本当に冬の作業は切ないんだわ。冬に手がうまく動かなくて、ゲンノウ(金槌)で思いっきり自分の指を打ったこともあるよ。でも打った時は手がしゃっこすぎてそんなに痛くないんだわ。家に帰って体が温まってくると、じんじんじんじん痛くて痛くて、眠れなかったねぇ。

 だから暖かい家だと本当にうれしいのさ。作業しててラクだからね。壁ができるとまるっきり家の中で作業するようなもんだから、すきま風には敏感だよ。スウェーデンハウスは暖かいね。パネルとパネルの繋ぎ目がきっちり合わせられるようになってたり、壁パネルの断熱材はスウェーデンの工場できっちり充填されて来るし、床の断熱材はうちらがちゃんと敷いてるから間違いない。窓も最初からパネルに組み込まれてきてるし、ガラスだって三重だからね。材料を見てると、年数が経ったらすき間が空きそうな場所にもちゃんと手を打ってあって、木のクセも考えられてるし、正直、ここまでしなくていいんじゃないかって思うときもあるよ。

 気密性って密閉されていればいいかっていうとそうじゃなくて、家の中で人が息するから、新鮮な空気との換気も大事なんだ。スウェーデンって、北海道と同じ北国だからか、気密性はちゃんとしてるけど、換気も考えてあるんだ。鉄骨とかコンクリートって見た目は立派だけど、冷えるんだよ。なんていうか底冷えってやつだな。一度暖まるといいっていうけど、働いてると木の方が暖かく感じるね。

 俺がもしスウェーデンハウスを建てるんだったら、ちょっと自然のあるところに薪ストーブとかつけて建てたいね。犬とか飼ってさ。建ててる時にそんなこと考えられる家って、やっぱいいんだと思うよ。どうだい?そろそろいい家建てられそうな気がしてきたかい? 次は現場のこともちょっと教えてやるよ。

コラム:バックナンバー

スウェーデンハウスで暮らす:メニュー

Columnist Profile
大工のケンゾー
北海道に住む、職人歴約20年の大工。24歳で親方として独立し、現在は約30人の大工を抱える経営者でもある。スウェーデンハウスは建てはじめて今年で15年目。今では年間40棟を建てる。スウェーデンハウスをはじめ、「木の家が人にとって住み心地のよい家である」とのポリシーを持つ。